こんにちは。FRACTA RI局の杉本です。
入社から半年以上が経ちました。求職者だった過去が遠くないメンバーとして、今回は私が所属しているRI局についてご紹介します!
まずはじめに、「RI」と聞いてどんなもの・ことを思い浮かべますか?
明確なイメージがパッと浮かばない方も多いかと思います。私も応募前はその一人で、採用ページの募集が気になりつつ「RIってなんだろう…? 自分に務まるんだろうか…?」と少し不安に感じていました。もしかしたら他にもそんな方がいらっしゃるかもと思い、その時の気持ちを思い出しながらRI局についてご紹介したいと思います。
FRACTAの「RI局」とは
FRACTAにおけるRIは「リサーチ&インプリメンテーション(Research & Implementation)」を指します。それぞれ「リサーチ=研究・調査」「インプリメンテーション=実装・実行・新機能を組み込むこと」などを意味しますが、FRACTAではRI局を
「ブランドビジネスの実装をミッションに、調査・研究を専任する社内機関」
と位置付けており、「テクノロジー」と「ブランディング」に関する業務を扱っています。組織としては、2023年8月現在、3つのDivision(チーム)から構成されています。
Div01
「ブランディング」領域がメインのDivision(チーム)です。
ブランドビジネスにおける業界動向リサーチや、ブランディング教育に関する研究・企画など、ブランドやブランディングの調査・研究をしています。
具体的には、クライアントワークメンバーからプロジェクトの現状やクライアントの抱えている課題感をヒアリングし、ブランドビジネスに関する情報収集・発信や、未来の需要にフィットしたブランディングのフレームワークの開発、AIを活用したリサーチ方法などを研究しています。
また、ワークショップを中心とした、ブランディングやコマースの教育サービス「Branding Camp」の事業展開も担当しています。
Div02
「テクノロジー」領域がメインのDivisionです。
主な活動として「“現場”に活きる情報を提供するための情報収集」「業務効率化に向けた積極的なサービスの活用」など、クライアントワークメンバーの後方支援業務(技術検証やプログラミングを除く)を中心に活動しています。
情報収集においては、「テクノロジー」領域だけでなく「ブランディング」視点も意識してキャッチアップし、さらにRI局としての見解も交えた情報を発信することで社内メンバーやその先のクライアントに寄与できるよう、意見を出し合いながら業務に取り組んでいます。
Div03
「テクノロジー」領域がメインのDivisionです。
業務範囲は幅広く、社内で利用しているサービス・システムの導入、連携、改善など情シスに近い動きをしたり、Div01・02と同様にクライアントワークメンバーの後方支援(主に技術検証やプログラミング)などを行います。Div02との大きな違いは実際にソースコードを書くことです。
調査・研究では、会社全体で既存業務がより効率的になる方法を考えたり、クライアントワークで役立つことの事前予測調査をしたりしています。また、「テクノロジー」をどう使って「ブランディング」に活かせるかなどの研究もしています。Div02同様に、様々な領域/分野で、テクノロジーの力を使った貢献ができます。

上記のように3つのDivisionが各々の得意領域を持ち、時にDivや局を横断して業務に取り組みながらRI局を構成しています。RI局は調査・研究したことを社内外に展開することで、FRACTAが目指す「ブランドの自走」に貢献する機関であるため、クライアントとの直接的な関わりは他局に比べ少ないですが、「Branding Camp」のワークショップなどで実際にクライアントと対話する機会もあります。
RI局のビジョン
ところで、「テクノロジー」も「ブランディング」もFRACTAには欠かせないものであると言えますが、なぜそれぞれが独立せずにRI局の中に共存しているのでしょうか。
FRACTAは「ブランドを、未来の文化へ。」というビジョンを掲げて、「ブランドが自走できるようになるための支援」を目指しています。ここで少しイメージしてみていただきたいのですが、「ブランドが自走できている」とはどのような状態だと思いますか?
ブランド運営において「自走」に必要なことは様々な側面・粒度でたくさんあり、抱えている困りごともブランドやクライアントによってそれぞれ異なります。その1つひとつを乗り越えるためのハウツーを提供することも大切ですが、ブランドが「“ 自分たちでできるようになった!”と実感すること」、そのために「ブランド自身で考えられるようになること」がより重要だと考え、FRACTAではブランドとワンチームとなって共に考える・構築する支援を行っています。
このような支援の一部として、RI局では
「テクノロジー✕ブランディング」で調査・研究(Resarch)したことを、社内外に向け実装(Implement)する
をビジョンに掲げ、以下を念頭に置いた活動をしています。
- テクノロジーの活用や効率化を全力で極めて、時間を生み出す。(テクノロジー)
- 生み出した時間を「考えること」「感じること」に使って審美眼や感性を養う。その「考え方」や「進み方」を社内外に伝える。(ブランディング)
「テクノロジーとブランディング」を「燃料とエンジン」のように2軸で機能させることでブランド支援に寄与するため、独立した部署ではなく1つの局として活動しています。
すぐに直接的な利益に結びつくかどうかではなく、一見無駄とみなされることもある「手触り」や「温度感」を大切にするために、まずは考える時間を生み出す。そして考え、感じて、得たものをインプリメントする。
このようなビジョンのもと、様々なバックグラウンドを持つメンバーがそれぞれの審美眼を活かして、社内外への支援を目指しています。
FRACTAで働く・RIで働く
FRACTAのRI局がどんなことをしているか、少しでもイメージいただけましたでしょうか? ここからは「FRACTAで働くこと」と「RIで働くこと」についてご紹介したいと思います。
FRACTAでは「裁量労働制」と、出社orリモートを自由に決められる「ハイブリッド勤務」を採用しています。自身のパフォーマンスを最大限発揮できる働き方をそれぞれが考え、その上で勤務時間や勤務地などを“自分で決める”ことができ、定められたルールの中で個人が裁量を持って働く制度が整っています。
日々の業務はSlackやGoogle workspace、Notionなどのツールを活用し、出社やリモート、勤務地に関わらず業務をシームレスに取り組めるように工夫しています。一方で、出社時のランチ代補助やコーポレート部門主催のご飯会など、オフラインでのコミュニケーションのための制度や機会も設けられています。
最近はリモートから出社回帰の風潮もあったりしますが、FRACTAではハイブリッド勤務が継続されています。個人的には、いずれかに限定するのではなく自分で決めることが尊重されているところが素晴らしいなと感じます。
▷FRACTAの社内コミュニケーションを考える~FRACTA marché 体験レポート~
▷FRACTAのこれまでとこれからを見据える「全社共有会」
そのほかにも「FRACTAで働く」ための仕組みは代謝よくアップデートされ、メンバー1人ひとりの人生に様々なフェーズや変化があることを前提とした柔軟な制度が設けられています。(何かが起きた時にも「相談できる」安心感があります…!)

上記のような仕組みがFRACTAのデフォルトとして備わっている上で、RI局での働き方は実際どうなのか?
個人的には、設けられている制度・仕組みがRI局でもとても健全に機能していると思います。そう考える理由は、「会社から良い仕組みが提供されていても所属部署の都合や雰囲気に気を遣ったりして実際は使えない…」ということがないためです。
適切なマネジメントと個々のセルフマネジメントの両立によって、メンバー1人ひとりが自身や家族の事由を「ないことにしないで働ける(=大事にできる)」環境があり、思いやりの気持ちを持って「不測の事態が起きたときや困ったときはお互いに助け合う」文化が自然に根付いているように感じます。他業種をいくつか経験してきた子育て中の私にとって、この環境はとてもありがたいものです。
働き方の柔軟性があるので、早帰りや学校行事や行事の代休により「実は保育園時代より手がかかるのでは…!!」という小学校低学年の子供に対応しながら働くことも、自分のためのインプットの時間を確保することもできています。
また、社内ツールを使った雑談の機会など、それぞれの希望に合わせてコミュニケーションをとるためのRI局独自の取り組みもあります。業務や働き方などに関する相談も気兼ねなくできる環境ですので、その面でも安心感があると思います。
このように柔軟で一見自由にも見える働き方が成立しているのは、1人ひとりのメンバーが自身の役割に責任を持ち、セルフマネジメントを行っているからでしょう。それぞれが「会社から与えられた“自由”の中で、どうしたら最大限のパフォーマンスを発揮できるか」を考えて行動すること、そしてそれによって社内外の信頼を集めていくことを前提として、FRACTAの働きやすい環境は担保されています。
おわりに
以上、RI局について簡単にご紹介しました!いかがでしたでしょうか?
ご紹介した業務内容は一部ですが、ビジョンや働き方など「RI局で働くこと」を少しでもご想像いただけましたら幸いです。
「テクノロジー」と「ブランディング」を軸とする局ですので、
- 新しいことが好き
- 考えることが好き
- 学ぶ気持ちが強い
- 思いやりを持って働きたい
そんな方には有意義に過ごしていただける環境かと思います:)
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