こんにちは。CSV局 ナルトンです。
2023年9月16日(土)・17日(日)の2日間に原宿駅前のWITH HARAJUKUにて文化商店を開催しました。
FRACTAでは初の試みとなる、一般生活者に向けた大規模イベントの開催となりましたが、2日間でのべ2000人もの方々がお越しくださいました。
ご来場頂いた皆さま、ありがとうございました!
本記事では、そんな文化商店2日間の様子をお届けしたいと思います。
「文化商店」とは?
文化商店は「まだ見ぬブランド、まだ見ぬ顧客と出会う商店。売り買いするのは、未来の文化。」をテーマに、ブランドを運営する方々との対話や商品購入などを通じて、これから先の未来のために続けている取り組みを体験できるイベントです。
老舗ブランドから、立ち上げ間も無い新進気鋭のブランドまで、総勢26ものブランドに出展いただきました。
会場は大きく3つに分かれ、商品が購入できるブースエリアと、シンボリックな取り組みを体験できるワークショップエリア、そして飲食を楽しむことができるバーカウンターをそれぞれ行き来しながら楽しむことができます。
バーカウンターの様子
ワクワクを醸成する仕掛けたち
文化商店の会場であるWITH HARAJUKU3階に向かい、エスカレーターを上っていくと、まず目に飛び込んでくるのが文化商店のロゴと大きな招き猫。「どんなイベントが始まるんだろう」と、気持ちが高まるようなデザインを横目に受付へ。
受付では招き猫の提灯がお出迎え。スタッフよりGUEST用のリストバンドとパンフレット、そしてスタンプラリーの台紙をお渡しします。
受付からブースエリアに向かっていくと、文化商店の大きな日除け幕があります。ここではたくさんの方が、日除け幕と一緒にお写真を撮っている姿を目にしました。
そして文化商店の頭文字である「文」と書かれた暖簾をくぐると、圧巻のブースエリアが広がります。
「文化商店」から生まれるコミュニケーション
開場後、各ブランドのブースから聞こえてくる会話の数々。ただ商品を説明しているだけではなくブランドの背景や想いを伝えている姿、そしてそのお話を熱心に聞いている来場者の方々の姿がとても印象的でした。
2日間を通して、30・40代を中心にお子様を連れて家族で立ち寄ってくださる方や、ご年配の方など幅広い方々にお越しいただきました。また、ブースを跨いだブランド同士の交流も見え、新しいコミュニケーションが生まれていました。
老若男女楽しめる「文化商店」の体験企画
文化商店内の企画として、各ブランドを回りながら楽しむことができるスタンプラリーを用意しました。各スタンプ台には、「これって、どういうことですか?」と思わず聞きたくなるような、未来の文化へつながる「問い」を記載し、来場者がブランドを運営する方々と会話を始めるきっかけになることを目的としています。
スタンプラリーは、ブランドの未来の取り組みを「文化継承(技巧永続未来)」「環境保全(自然共生未来)」「国内生産量の増加(国内自給未来)」「多様性(人々多様未来)」「QOL向上(生活満足未来)」という5つのカテゴリに分けて、それぞれ異なったスタンプを設置。「このブランドは、こんなところを大切にしているんだ」という気付きが得られるような体験設計にしました。出口では、スタンプが集まった台紙をみて、「可愛いから持ち帰りたい!」という声も多くいただきました。
そして、4つスタンプが貯まると、ガラポン抽選会へ参加することができます。本抽選会の素敵な景品の数々は、文化商店の出展ブランドからご提供いただいたものです。たくさんの方々がスタンプを貯めて抽選会に参加してくださり、色のついた当たりのボールが出ると歓声が上がっていました。
最後はスタンプラリー用紙を、イベントの満足度で分けた3つの投票箱の中から1つに入れていただき終了です。
出口では、私たち運営スタッフに「楽しかったです!」「すごく面白いイベントでした!」と声をかけてくださる来場者の方々も多くいらっしゃいました。
ワークショップエリアでは、2日間で全6枠のワークショップを実施。
ブースエリアで出展しているブランドの商品を実際に食べたり、手を動かしたりしながら、それぞれのブランドや商品の魅力に気づくだけでなく体験を通じて文化を知る、文化に触れるきっかけとなる企画を用意しました。
さらに今回はブランド同士のコラボレーションもFRACTAにて初プロデュース。
例えば、「日本茶インストラクターと学ぶ『利き茶』体験ワークショップ」では、ALL GREENが美味しく気軽に学べる「利き茶」のワークショップを開催し、その中でお茶請けとしてZENBのゼンブチップスを提供。「素材を”全部”味わう」というコンセプトに親和性のある2つのブランドコラボレーションが誕生しました。
講師と参加者の距離も近く、参加者のなかで気になったことがあると気軽に質問をしている様子が見られたのも、ワークショップならでは。参加者同士のコミュニケーションも生まれており、ワークショップ終了後も会話が弾んでいるグループもありました。
まとめ
FRACTAでは初の試みとなった、一般生活者に向けた大規模なイベントの開催。
構想から実現まで、たくさんの方々のご協力のもと無事2日間を終えることができました。
FRACTAが目指す先である、ブランドの取り組みが文化として人々の暮らしに根づいていくこと。それは、商品やサービスだけでなく、その裏にあるストーリーや意義について興味を持っていただくことが必要不可欠です。
文化商店は、まさにそれが体現できたイベントになったのではないかと思います。
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました!
次回はワークショップの様子を各回ごとにお届けします。ぜひお楽しみに。