こんにちは!FRACTAのResearch & Implementation(RI)局です。
金木犀も散り始め、朝晩は少し肌寒くなってきましたね。
Shopifyでは今月もたくさんのアップデートがありました!ぜひ最後までご確認ください。
◎Shopify Changelogとは?
EコマースプラットフォームShopifyに関する、機能更新を発信している情報タイムラインです。
早速、2023年9〜10月にどのような更新があったか見ていきましょう!
日本国内で展開するShopifyストアに影響のあるUpdateは以下の通りです。
(本記事で対象としているChangelogは、“日本国内で展開するマーチャントに対し影響があるもの”をターゲットとしています。)
[2023/09/22]
テーマエディターに新しい入力設定(text_alignmentタイプ)を導入できるようになりました。
これにより、テーマエディターでアイコンを選択してテキストの位置合わせ(左 or 中央 or 右寄せ)が可能になります。機能を追加したいセクションのファイルに必要コードを追記する必要があります。
[2023/09/22]
テーマの編集体験を向上させるため、テーマエディターに「範囲」と「選択」の入力設定が導入されました。
text_alignmentの導入に加え、範囲(range)はフォントサイズなどの数値を取得・更新できます。
また選択(select)は「ドロップダウンリスト」や「セグメントコントロール」のいずれかを表示し、提供されたオプションに基づいて処理を調整します。
[2023/09/22]
Shopify Inboxチャットウィジェットのボタンが編集可能に
Shopify Inboxチャットウィジェットのアイコンとテキストをカスタマイズできるようになりました。
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色の変更:カラーピッカーでブランドにあった色を選択できます
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アイコンの変更:チーム、チャットバブル、アイコンなし、などから選択できます
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テキストの変更:サポート、チャット、テキストなし、などから選択できます
[2023/09/26]
「商品管理」で一覧から特定のメタフィールドを使用している商品を絞り込めるようになりました。
インフルエンサーのメタオブジェクトやおすすめ商品のメタフィールドリストによって商品をフィルタリングできます。
[2023/09/27]
Hydrogenまたは管理画面のヘッドレスチャネル経由のStorefront APIを使用しているマーチャントは、Shopifyで製品バンドルを提供できるようになりました。
以下のケースで、よりキュレートされた顧客体験の提供が可能になります。
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Shopify Bundles(無料のShopifyバンドルアプリ)で固定バンドルやマルチパックを作成する場合
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Updateされた限られたバンドルアプリのいずれかを利用し、バンドルサポートを強化する場合
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API を使用してカスタム バンドル製品を作成する場合 →Shopify Plus および Shopify パートナーのみに限られます
[2023/10/02]
1ページチェックアウトがShopifyチェックアウトのデフォルトに
従来3ページあったチェックアウトから、ついに全てのストアで1ページチェックアウトがデフォルトになりました!
※Shopify Plusストアでのみ、設定「チェックアウト」にてカスタマイズや公開設定などの編集を行うことができます。
[2023/10/05]
ギフトカードを電子メールまたはSMSで顧客へ直接送信する前に、管理画面からギフトカードのプレビューをして宛先や内容に誤りがないかしっかりと確認してから送ることができるようになりました。
[2023/10/11]
ディスカウントタイプ「Xを購入するとYをプレゼント」で固定割引額を設定
すべてのマーチャントで「Yの金額から〜円割引」のアクションを使用できるようになりました。
「2点購入で1,000円割引」のようなプロモーションを作成することもでき、自動割引または割引コードとして設定が可能です。
[2023/10/11]〈Shopify POS Pro〉
スマートグリッド向けの新しいStockyアプリでの在庫転送の拡張機能
Stockyアプリ上でロケーション間の在庫転送(在庫移動)を追跡でき、これにより在庫が常にどこにあるかをPOSで直接把握し、在庫受け取りをすることができます。
[2023/10/13]
Shopify Flow - サブスクリプション契約の更新と削除タスクが利用可能に
新たなトリガー「サブスクリプション契約の更新」とアクション「顧客の削除」「商品の削除」「商品バリエーションの削除」がリリースされ、「サブスクリプション契約データの取得」のデータ取得アクションが利用可能になりました。
また、以下の既存のトリガーとアクションの機能が改善されました。
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トリガー「在庫数量が変更されたとき(Inventory quantity changed)」は「商品バリエーションの在庫数量が変更されたとき(Product variant inventory quantity changed)」に名称を変更
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アクション「注文項目を追加する」はGIDを入力する代わりに“リソースピッカー”で製品バリエーションを選択
[2023/10/16]
Shop Payでの支払い後はマーチャントのドメインの購入後ページにリダイレクトされるように
Shop Payを利用した購入の場合、従来は購入後shop.appにレンダリングされたページが表示されていましたが、今回の変更でマーチャントのページにリダイレクトされるようになります。
このリリースにより、すべての支払い方法に対して一貫した購入後のコンバージョントラッキングとCookieへのアクセスが可能になります。
[2023/10/18]
2023年10月31日より、プライバシーコンプライアンス強化のため、オンラインストアが顧客データを収集する方法が更新されます。
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EEA および英国の顧客を対象として、マーケティングと分析は同意の前後にのみ収集されるようになります。
→同意前に部分的にデータを収集していたマーチャントは、同意後にデータを収集するようになります。
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Shopify Privacy & Complianceアプリを用いることで、ストアに訪れたお客様は、ストアに表示されたCookieバナーからマーチャント側が収集できるデータのタイプを選択できます。
[2023/10/19]
新しいデバイスまたは更新されたデバイスにShopify POSをセットアップするには、従来はスタッフに20項目以上の管理者権限を付与する必要がありましたが、特権的な管理者情報へのアクセスを与えることなくチェックボックス1つでPOSのセットアップ権限をスタッフに付与できるようになりました。
9〜10月のUpdateの中でRI局が一番着目したのは、こちらです。
[2023/10/02]
1ページチェックアウトがShopifyチェックアウトのデフォルトに
以前から話題になっていたので、待ち侘びていた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これまで3ページで操作していたものが1ページにまとまったことで、UI/UXの改善とユーザー離脱を防ぐことも期待できますね!
今回のChangelogの記事はいかがでしたでしょうか?
日々機能改善や新規機能のリリースが行われるShopify、これからも変化に注目していきます!