【Shopify Changelog】2023年6月 Update情報

【Shopify Changelog】2023年6月 Update情報

こんにちは!FRACTAのResearch & Implementation(RI)局です。
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
Shopify Editions Summer 2023を間近に控えた今月も、多くのUpdateがリリースされております。ぜひ最後までご確認ください。

Shopify Changelogとは?
EコマースプラットフォームShopifyに関する、機能更新を発信している情報タイムラインです。

 

早速、2023年6月にどのような更新があったか、見ていきましょう!
日本国内で展開するShopify Storeに影響のあるUpdateは以下の通りです。一部、前回ご紹介しきれなかった5月下旬分のUpdateを含みます。
(本記事で対象としているChangelogは、“日本国内で展開するマーチャントに対し影響があるもの”をターゲットとしています。)

 

 

[2023/05/19]

テーマエディターでカラースキームを設定

オンラインストアの外観・雰囲気を大きく左右する「配色」を、テーマエディターに追加された設定から、「テーマ」「セクション」「ブロック」のレベルでより簡単に変更できるようになりました。

 

 

[2023/05/23]

B2BのチェックアウトでPayPalが利用が可能に

支払いオプションとしてPayPalを有効にすると、卸売顧客はクレジットカードを使用せずに注文や請求書の支払いを簡単に行うことができ、管理者は管理画面内で支払いを簡単に調整できます。

 

 

[2023/05/23]〈早期アクセス版〉

Markets Proの注文でShop Payが利用可能に

Shopify Markets ProでShop Payが利用可能になりました。Shop Pay導入により顧客ロイヤルティの向上やカゴ落ちの減少に伴う売上の増大が証明されているため、このUpdateは Markets Proを利用するマーチャントにとって大きなメリットになると考えられます。

 

 

[2023/05/23]〈Shopify POS Pro〉

完了した注文の売上帰属を編集可能

権限のあるスタッフが、すでに完了している注文の売上属性を編集できるようになり、チェックアウトの過程でスタッフが売上の帰属を忘れたり、誤って間違った人を帰属させたりしてしまった場合でも修正することが可能です。

 

 

[2023/05/23]〈Shopify POS Pro〉

POSの印刷レシートの機能強化 - ロケーションごとに1つのロゴ

領収書のカスタマイズがアップデートされ、レシートにロケーション(店舗)ごとに異なるロゴを設定できるようになりました。複数店舗を運営するマーチャントにとって、痒い所に手が届くようなアップデートです。

 

 

[2023/05/23]

Shopify Marketsで単一国のマーケット展開時にサブフォルダが作成されないよう仕様変更

Shopify Marketsで主要マーケット以外の単一国のマーケットを設定する場合、従来デフォルトで作成されていたサブフォルダが作成されない仕様に変更になりました。マーチャントは必要に応じて手動でサブフォルダを作成する必要があります。

 

 

[2023/06/01]〈早期アクセス版〉

セルフサービス返品のルールの管理が可能に

顧客によるセルフサービス返品体験向上の一部として「返品ルール」を設定できるようになりました。返品ルールの設定をすることで不適格な商品の返品を防ぎ、貴重な時間の節約と顧客体験の向上が叶います。

 

[2023/06/01]

Shopify Magic を使用して Shopify Inbox にインスタント回答を作成

Shopify Inboxの回答にShopify Magicが導入されました。ストアに合わせてパーソナライズされた回答を即時に生成し、よくある質問に対する回答を24時間365日、自動的にチャットで得ることができます。

 

 

[2023/06/07]

Shopify AdvancedプランのAPIレート制限の引き上げ

Shopify Advancedプランの利用ストアのAPIレート制限が既存値から2倍引き上げられました。レート制限の引き上げにより、さらに安定したストア運営やスムーズな顧客体験が実現可能となります。

 

 

[2023/06/07]

マーケティングオートメーションに「購入後のお礼」のメールテンプレート追加

新しいマーケティングオートメーションテンプレートを使用して、初回または2回目の購入後にお礼メールの自動送信を設定できるようになりました。「ベーシックプラン」以上のストアで且つShopifyメール(Shopify公式アプリ)の利用が必要です。

 

 

[2023/06/07]

「注文を履行するかどうかの検討」により役立つ、不正分析のアップデート

注文の危険性に基づいてどのような措置を講じるべきかを検討できるよう、注文詳細画面内で「不正行為の分析に関する推奨事項」が表示されるようになりました。

 

 

[2023/06/07]〈早期アクセス版〉

Shop アプリで利用できるShop Promise注文の限定保証

従来はShop Pay決済の注文のみShopアプリで利用可能だった「Shop Promise限定保証」が、今回のアップデートにより支払い方法に関係なく対象となる全ての注文に対しShopアプリで利用可能となりました。

 

 

[2023/06/07]

国別トップレベルドメイン(ccTLD)でのサブフォルダ生成が可能に

Shopify Marketsでサブフォルダを生成する際、これまではプライマリードメインが分野別トップレベルドメイン(gTLD)であるマーチャントに限定されていましたが、国別トップレベルドメイン(ccTLD)で生成が可能になりました。

 

[2023/06/09]

マーケティングレポートで利用できる新しいアトリビューションモデル

Shopifyのマーケティングレポートに、新しいモデルとして「すべてのクリック」「直線」が追加されました。「すべてのクリック」モデルでは、販売に貢献したそれぞれのチャネルに100%のアトリビューションクレジット*が付き、「直線」モデルでは、販売に貢献したそれぞれのチャネルにアトリビューションクレジットが均等に付きます。
*アトリビューションクレジット:マーケティング活動の結果として生じた「コンバージョン」(例:購買、申し込み、登録などの目標達成)に対して、各マーケティングチャネルやタッチポイントがどれだけ貢献したかを評価するための指標

 

 

[2023/06/14]

分析ダッシュボードをカスタマイズして主要なビジネス指標にフォーカス

ストア分析機能で表示されるダッシュボードで、ビジネスに必要なメトリクス(指標)を追加、削除、並べ替えることにより、表示させる分析結果項目をビジネスニーズに合わせて簡単に調整できます。プランにより提供されるレポートが異なりますので、プラン別に提供されるレポートの一覧を必ずご確認ください。

 

 

[2023/06/19]〈早期アクセス版〉

Shopify Markets Proでの支払いの表示方法の変更

Shopify Markets Proで、「支払いの失敗」がページ上部のバナーに表示されるようになりました。「支払いの失敗」を修正するためにマーチャントが新しい銀行情報を提供すると、送金は自動的に再試行されます。また、Markets Proトランザクションのフィルタリングを支援するために、トランザクションフィルタに決済プロバイダーが表示されるようになりました。

 

 

[2023/06/19]〈早期アクセス版〉

Shopify Markets Proの注文で優先販売者を変更

Shopify Markets Proのマーチャントが下書き注文で「優先的に使用されるマーチャント」を変更できる機能がリリースされました。「Shopify Markets Proが国際市場で制限している製品を販売したい場合」や 「B2Bでの注文を受けたい場合」など、Shopify Markets Proで下書き注文を作成したものの販売できない場合や、Markets Proの利用を取りやめた場合に役立つ機能です。

 

 

[2023/06/19]

下書き注文に関するスタッフ権限の細分化

従来、スタッフの権限管理では1つの権限として管理されていた下書き注文ですが、今回の変更により権限が7つに細分化され、マーチャントはスタッフ権限をより細かく管理することができるようになりました。

 

 

[2023/06/20]

Shopify Emailの料金設定はボリュームプライシングへ

Shopify Emailでは、300,000通/月以上のメールを送信するマーチャントに対して、より低価格でのサービス提供を開始しました。ひと月に送信するメールが300,000通以上、または750,000通以上になると、超過した1通あたりの請求価格が抑えられる仕組みです。

 

 

[2023/06/20]

テーマのコンテンツエディターでShop Payのチェックアウト画面に表示される文言を変更

ストアのコンテンツエディターでの文言変更が、一部Shop Payチェックアウトに関わる部分にも反映されるようになりました。Shop Payの商標使用ガイドラインに準拠するため、全ての文言が変更できるわけではないという点には注意が必要です。

 

 

5月下旬〜6月のUpdateの中でRI局が一番着目したのは、こちらです。

 

 

[2023/06/14]

国別トップレベルドメイン(ccTLD)でサブフォルダが使えるようになりました

Shopify Markets関連のアップデートは、今年の初めから続々とリリースされています。サブフォルダの設定は画面遷移も見やすく簡単で、SEO対策にもなります。
複数の国・言語で市場を展開している、または展開を検討しているマーチャントには嬉しい機能ではないでしょうか。

 

 

今回のChangelogの記事はいかがでしたでしょうか?

日々機能改善や新規機能のリリースが行われるShopify、これからも変化に注目していきます!