顧客にオンラインリペアのサービスを身近に感じてもらえるように、オンライン上でのコミュニケーションに必要な要素を検討していきました。 また、ブランド理解を深めるために、実際にリペア工場を訪問。修理や顧客対応の様子を把握させていただくことで、ブランドならではの技術力や丁寧な対応をサイト内でも表現できるようにすり合わせを行いました。
様々なメニューとオプションの組み合わせが存在し、購入後のカスタマーとのやり取りが発生するなど、通常のECサイトとは異なる購入フローを持つサービスであることから、綿密にヒアリングを重ね設計していきました。 顧客が目的とする修理メニューへスムーズに辿り着けることを意識し、導線設計を行いました。サイト内のメニュー部分の設計が、スムーズな誘導につながることを把握。既存の修理メニューを整理すると同時に、よりわかりやすい修理メニューのネーミング提案も行い、スムーズな購入フローの構築を目指しました。 またトップページ上で導線を「靴のおまかせ修理」「靴のこだわり修理」「バッグの修理」に分けて表現することで、異なる顧客のタイプにあわせて修理の対応が可能であることを表現し、顧客が選択に迷わないように工夫を施しました。 オレンジヒールリペアセンターの持つ良さをきちんと伝えていくために、「選ばれる理由」や「お客様の声」などコンテンツの設置も提案。リペア工場の見学を通して感じた真摯な姿勢や信頼感が顧客に伝わるようにしました。 デザインについては、「足元から、心が晴れる」というブランドのコンセプトを反映した、明るく晴れやかなデザインにしました。ブランドを印象づけることを目的とし、サイト内の要所のボタンやアイコンをブランドカラーのオレンジにしています。また、項目が多くても迷うことがないよう、メリハリの利いたデザインを意識しました。
多様なページ、コンテンツを備えていることから、サイトに一貫性を持たせることを意識してデザインしました。また、今後修理メニューやオプションなどが変化していくことが予想されていたため、その部分の変更に柔軟に対応できる設計とし、ブランドの自走を見据えた構築を行いました。
ブランド戦略策定・コミュニケーション設計・実装をご支援していく中で、今後のブランドの成長を見据えた組織強化の必要性が見えたことから「組織体制の方針」「採用」「採用後の人材の組織定着」の3つの方向から支援しました。 はじめに経営層とのディスカッションを通して、事業を取り巻く今後の環境・経営層が考えるブランド/組織として目指すべき将来像・将来像に対する課題を言語化しました。 その後各部門のメンバーにもヒアリングを実施。経営層と現場の課題感をすり合わせ、現状と理想的な組織体制のギャップを可視化し、共通認識を深めました。 採用の観点では、現段階で求められる人物像を明確化。ブランドが求める人材の基準を策定しました。 また、実際の採用活動に活かすために採用フローの整理に加え、経営層の専門外となる領域でもスムーズに採用が行えるよう求職者のスキルチェックシートや、採用面接で実施するケーススタディなどを作成。面接時のやり取りに対するアドバイスも含め、具体的な採用活動まで踏み込んだ支援を実施しました。 採用後のアクションとして、オンボーディングの内容やスケジュール、説明資料のブラッシュアップも実施。スムーズな採用・オンボーディングに繋げるだけでなく、社内の仕組みやナレッジ、ルールを統一することで、組織における基盤を固め、しなやかで変化に強い組織づくりを意識しています。