こんにちは。FRACTA広報チームの佐藤です。
こちらの記事では、今年FRACTAのブランディング・コマース教育プログラム「Branding Camp」(ブランディングキャンプ)を導入いただいた、味の素AGF株式会社(以下味の素AGF社)へのプログラムの様子をお届けします。
クライアントとともにプログラムを練り上げる
「Branding Camp」では、これまで多数のブランドを支援してきたFRACTAならではの、実務に寄り添ったブランディングやコマースのセミナーやワークショップを提供しています。
サービスの特徴の一つが、お客様の課題や要望に応じてプログラムの内容をアレンジできる点です。そこで今回、味の素AGF社においてWebでの販売を中心とした新規ブランドを扱う「ECビジネス部」の方々に向けたプログラムを組み立てました。
まず事前のヒアリングから「ブランドをどう育てていくか、どのような指標をつくるか」や「顧客とのつながり方やその仕組み」といった課題を把握しました。
そこでセミナーのゴールを「デジタルを主戦場とするブランドの、育て方の道筋や視点を得て、施策の企画が立てられるようになる」と設定。
ゴールに向けたプログラムの内容について、齟齬が生まれないよう味の素AGF社の皆様と共に約1ヶ月をかけて練り上げました。
最終的に確定したプログラム
週1回90分、全6回のオンラインプログラムがスタートしました。セミナーだけでなく、ワークショップあり、宿題ありとボリューム満点のプログラムです。
SDGs、ESG、Web3、メタバースをどうビジネスに結びつける?
初日は、昨今の潮流を把握することからスタート。今や企業にとって無視できない「SDGs」や「ESG」、また耳にする機会が増えた「Web3」「メタバース」に関する理解を深めました。
2日目では、初日でインプットした社会の変化が、自分達のビジネスにどう結びつくかを考えるために「SDGsやESGの視点で見たとき、どのようなことが市場や顧客から求められるか?またそのために自ブランドに必要なことは何か?」といった問いかけに対してディスカッションしました。
「食品業界に限らず世界全体で起きている変化に対して、どのようなアクションが必要なのか、何が求められているのか考える意識を持とうと思いました」や「思考のストレッチや将来へ目を向ける感覚が得られたのでよかったです」といった感想をいただき、自ブランドに対する視座を高めるセミナーになったのではないかと思います。
他のブランドにはない価値を探る
3日目ではグループに分かれ、ブランドシートを用いて、各ブランドの「愛着要素」や「差別化要素」を探りました。オンラインホワイトボードのmiroを使い、メンバー間で自社ブランドについて客観的に感じたことを話し合っていただきました。
「ディスカッションが活発になり良かった」「自ブランドのことをワークを通して、より理解できました」といった感想をいただき、活発な意見交換を通じて、メンバーの皆さんそれぞれが新しい気づきや発見があったようでした。
FRACTAとしても、一方的にノウハウをお伝えするのではなく、ワークショップなどを通して自ら考え体感いただくことの重要性を改めて感じました!
ブランドの成長を測るKPIとは
再びインプットの時間として、LTVやCACなど基本的な考えから、ブランド成長に向けてどのKPIが重要になるかをお伝えした4日目。今回企業向けSNSマーケティングの支援を行うテテマーチ株式会社のブランドプロデューサー・石渡様をゲストに迎え、実際に成功しているブランドを例に出しながら、SNSコミュニケーション戦略のポイントなどもお話しいただきました。実例を見ることで、具体的な施策をイメージしやすくなるようでした。
具体的な施策を考える
プログラムもいよいよ最終段階へ。事前の宿題として、ブランドのペルソナを考えていただいたり、FRACTA側で用意したカスタマージャーニーマップをもとにフォーマットを埋めていただいたりと、より具体的な施策に落とし込むための作業をお願いしました。
5日目は事前の宿題をもとに、ワークショップを実施。ブランドとしてより理想的なコミュニケーションのシナリオをメンバー全員で考えました。
最終日ではブランドの体験における施策の狙いと目的を整理し、グループごとに発表。今後ブランドを育てていくための道筋を定めたところで、プログラムは終了となりました。
(2022年5月時点の情報です)
このようにBranding Campでは、要望や課題にあわせてカスタマイズできます。「具体的にどんなことをお願いしたら良いのか…」といった場合でも、綿密な打ち合わせをもとにプログラムを組み立てるので、ご興味のあるかたは安心してお問合せください◎