「曲にとってビール缶は大切な存在なので、デザインは一目でそうとわかるものにしたい」というオーダーをいただいたため、まずはビールらしいパッケージのイメージについてヒアリングを行いました。そこから約一週間でMV監督からは映像演出目線でのご要望も伺い、リファレンス資料を提示しながらより具体的なイメージのすり合わせを実施しました。デザイン提案の軸は、そこでの共通認識から「オーバル（=丸みを帯びた長方形や楕円形）」に決定。同時に、ビール缶のモックを制作する制作会社の選定も行い、スムーズなモック納品を実現しています。

初回のデザイン提案では「オーバル」を軸に複数テイストかつカラーバリエーションを用意し、イメージにマッチするデザインを見つけるスピードが上がる工夫をしました。 構成要素にはTani Yuuki氏の出身地や生まれ年などのプロフィールを盛り込むことで、ファンのみなさまが気づいたときにシェアしたくなるような楽しい仕掛けも。カラーはほぼ満場一致で、ビールらしさを強く想起させる王道の「金」と、ポジティブな印象を持たせる「赤」の2色案が採用されました。

オーダーいただいた”ビールらしさ”は追求しつつTani Yuuki氏のご活動にも目を向けて制作した今回のデザインは、オフィシャルグッズにも活用いただけました。