今までにない新しいランドセルのブランドを作りたいとのご相談をいただき、「grirose」と、弊社の少数制クリエイティブチームによる合同プロジェクトがスタートしました。土屋鞄製造所でランドセルの企画、デザインに携わっていたスタッフがブランドディレクターを務める同ブランドと共に、ランドセルづくりのノウハウを生かしたブランド創出に取り組みました。ブランド側には商品開発や店舗開発といったオフラインのコミュニケーションに注力してもらうために、弊社ではデジタルコミュニケーション領域を中心にサポートしています。対応範囲はマーケティング、ECサイト構築、実店舗との連携など多岐に渡りましたが、二社の担当範囲を整理しつつ、密に連携を取り合うことでリテイクを減らし、スピードアップを図りました。
ブランド・エクイティを高めるための思考法やクリエイティブ制作をブランド自らが習慣化できるよう、コンセプト開発やクリエイティブのトーン&マナー設計、デザインはgriroseのブランディングディレクターと、デザイナーが担当。弊社はカタログ・名刺などの各種ツールのアートディレクションや、進行・予算管理などの支援を行いました。また、コスメアイテム開発ではフレグランスの事業者を仲介し、ブランドの世界観を体現する"香り”づくりをサポートしました。
今までのランドセルECにはない、griroseならではのファッショナブルな世界観をビジュアルでシンプルに表現しました。デザインやコンテンツの幅は可変性を考慮し、かつECコストを最小限に抑えるためECプラットフォーム「Shopify」を採用しています。 顧客との接点のためにローンチの速度を最優先し、まずはティザーサイトを構築しました。ECサイトはファッション系アプリユーザーに受け入れやすくするために、スマートフォン・ファーストのアプリライクなデザインを採用しました。 ティザーサイトの素材は全てフラクタ社内で撮影し、ティザーサイト、ECサイト共に短期間でのオープンを実現しました。
ソーシャルメディアを単なるツールではなく、顧客にブランドの思想やホスピタリティを表現するブランディング・ツールとして運用することを定義しました。主にインスタグラムの運用戦略やコンセプトの策定、投稿用写真の撮影、テキスト作成などを担当しています。5W1Hの設定から運用戦略・方針策定、Facebookの広告運用サポートも行ないました。
ブランド価値の維持と向上を図るためにもブランドのローンチ後は「grirose」のスタッフ教育に着手しました。WEBの基礎知識やEC運用方法のレクチャーのほか、デザイナーによるデザインセミナーなど、ブランドが自走できるようになるためのノウハウを習得していただきました。