中央軒煎餅 | 株式会社中央軒煎餅
オンオフ共通のブランド価値を体現するビジュアル、トンマナ提案
1923年の創業以来、日本を代表する煎餅屋になることを志し、おいしさと安全を追求した米菓作りに励んでいる中央軒煎餅。ブランドの認知向上やオンライン上での顧客とのコミュニケーション、オンオフ共通のブランド価値の体現をしたいという課題がありました。全体の課題整理とECサイトの構築をはじめ、ビジュアルトンマナ提案、運用を見据えたレクチャーまで担当しています。
ブランド戦略策定
ブランドの強みを言語化し、サイトのコンセプトを策定

予め共有された資料からヒアリングを実施。市場を理解するため、他社メーカーや贈答ブランドを調査・比較し、実際に購入体験と試食を実施しました。そこから中央軒煎餅ならではの強みを「シーンや好みで選べる豊富なラインナップ、贈答用、親しみやすさ」と言語化。また、ブランドにとって新しい挑戦の場であるECサイトのコンセプトを「真面目さ、上品さ、親しさ、意外性」の4つを兼ね備えた「人に伝えたくなる、記憶にのこるECサイト」と定義し、サイト表現やビジュアル提案の素地としました。

コミュニケーション設計
世界観の体現と、機能面の両立

贈答用ブランドとして確立している「中央軒煎餅」、「オトナ女子のための新・おかきの時間」というコンセプトを持つ「きりのさか」。ターゲットや特徴の異なる複数ブランドを一つのECサイト上で販売するにあたり、それぞれのブランドを両立させるため表現を工夫しました。「きりのさか」ではアニメーションや写真の撮り方など、ビジュアルで変化をつけています。 ブランド戦略で定めたブランドの強みや、事前に実施されていたリブランディングで定義された世界観「豊さハピネス」というコンセプトをECサイト上で体現するため、要素を整理しながら方向性を探りました。 また、贈答用商品に欠かせないのし紙や手提げ袋、メッセージカードなど、オプション選択をする際にもお客さまが選びやすいよう、サイト設計を意識。数や組み合わせも多岐にわたるため、画像やメニューでの表示など細かく検討し、ディスカッションを重ねました。

実装
贈答商品として選ばれるためのレビュー設置や、オリジナリティあるオプションの実装

贈答用として商品を選ぶ際に重要なレビュー表示。サイトを訪れた人が自然にレビューを見られるよう、表示場所にこだわり提案、設計しました。 また、毎月、中央軒煎餅セレクトの商品とお客様が選んだ画像・メッセージ入りのオリジナルカードが届く定期便を実装。お客さまの体験と工場での運用のバランスを考慮しながら実現しました。 今後も継続的に複数カテゴリでのページ追加が必要になることを見越し、ページビルダーアプリで複数のテンプレートを作成。運用負荷を下げる工夫をしています。

運用/アクティベーション
自走を前提としたマニュアル作成、レクチャーの実施

サイト公開後に先方側で作成することになるコンテンツ作成や定期便の運用については、フラクタの手が離れても自社内で対応できるようにマニュアル作成やZoomでのレクチャーを実施しました。

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