始めにブランドの思想、競合他社、顧客の3つの視点を意識して、ブランドの価値を再定義しました。その後今後の運営方針としてビジュアライズと言語化を実施。顧客と直接繋がる企業体に必要な基礎を固めました。
実装のフェーズでは、ブランディングのフェーズで定義したブランド価値を体現するブランドサイトも兼ねた自社ECサイトの立ち上げを実施。要件定義からデザイン、実装まで一貫して支援しました。また今後のサイト運用のために必要なレクチャーを実施。継続的にブランド自らが運営できる体制を整えました。
最初にチーム一体となってプロジェクトを推進するために必要な共通理解を深めることを目的とした、ブランド・ブランディングに関するセミナーを実施しました。
その後、ヒアリングやブランディングフォーマットを通して、ブランドの価値を定義しました。元々ブランドが持つ思想と、競合他社、顧客の3つの視点から分析し、ブランドコアやペルソナを策定。「日々の生活を軽快にする軽さ」と「ちょうど良いデザイン性と使いやすさ」がブランドの特徴と捉え、「軽やかに彩る。ちょうどいいわたし。」というコンセプトに決めました。日常での使い心地を顧客視点で表現することに留意し、ちょうど良いデザイン性や機能性が毎日を彩るということをメッセージに込めました。
今後のブランド運用の指針となる、ブランドガイドラインを作成しました。A.Y.Judieを表すトーンを「明るく前向きで軽やかな印象」に、合わせて「シンプル」「上質」「自分らしい」など設定した複数のキーワードを軸に視覚表現を構築しました。日常生活の中に商品が溶け込んでいる様子や、柔らかいコントラストで軽やかな印象を演出する表現を提案しています。
また、ガイドライン内で撮影時のライティングやアングル、背景や小物など具体的なポイントを明示。現物を手に取ることができないECサイトだからこそ、どのようにディテールや容量感、利用感を見せるかを提案しています。
カラー設計では、商品や写真を際立たせるためにベースカラーは白にしつつ、メインカラーにグレイッシュなピンクを置くことで、甘すぎない大人っぽさと柔らかな印象を演出。今後統一した世界観をもってブランドを運用するために必要な要素をまとめました。
ブランドサイトも兼ねたECサイトの構築を支援しました。
ブランドサイトとECサイトを分けた場合、統合した場合とそれぞれの要点をお伝えしつつ、「継続的な運用ができるか」という観点も踏まえながらディスカッションを重ね、統合サイトへの方針を決定。また、使用するプラットフォームについても、ヒアリングの中でお聞きした要件を鑑み、ご提案の結果、Shopifyを使って構築することになりました。背景をきちんと説明し、一つ一つ納得していただきながら進めることを意識しました。
商品ページでは、写真を大きく使いながらも商品情報はしっかりと見せる仕様に。また、各商品ごとのこだわりポイントが表現できるような構成にしています。
ブランドのターゲットが使いやすいサイトであることを目指し、ディスカッションを重ねながら定めていきました。
ブランドの継続的な自走を見据え、サイト運用に必要なレクチャー会を実施。ナレッジやノウハウの定着を目指しました。