こんにちは!Research & Implementation局 (通称RI局) 支援・調査Divisionです。
今年から、社内で発信していたShopify ChangelogのUpdateをFRACTA的見解を交えながら、紹介していきます!
本発信で対象としているChangelogは、“日本国内で展開するマーチャントに対し影響があるもの”をターゲットとしています。
◎Shopify Changelogとは?:EコマースプラットフォームShopifyに関する機能更新を発信している、情報タイムラインです。
早速、2023年1月にどのような更新があったか、見ていきましょう!
日本国内で展開するShopify Storeに影響のあるUpdateは以下の通りです。
[2023/01/01]
ロケーションの有効化・無効化に特化したWebhookの導入“locations/update”は将来的に廃止され、“locations/deactivate”“locations/activate”への切り替えが推奨されます。
[2023/01/03]
OrderよりlineItemsMutable connectionを廃止
LineItemMutable connectionの廃止に伴い、今後はLineItems connection を使用することになります。
管理画面上のGUIで触っている分には問題ありませんが、APIを利用したカスタマイズをしている場合は注意が必要です!
[2022/01/06]
コホート分析表に“売上総利益”、“売上高”、“平均受注額”の指標が追加され、コホート表のすべてのセルにドリルダウン機能が拡張されました。
[2023/01/09]
Shopifyアナリティクスの平均注文額(AOV)の定義が、以下のように変更されました。
履歴データを含め、管理画面内で AOV が表示されるすべての場所に適用されます。
【新しい定義】 AOV =“(総売上高 - ディスカウント)/ 注文数” ※注文作成後に調整が行われたものは対象外
【従来の定義】 AOV =“(総売上高 - ディスカウント + 税金 + 関税 + 送料) / 注文数” ※注文作成後に調整が行われたものも対象
[2023/01/10]〈Shopify Plus〉〈Advanced Plan〉
Shopify Flowでのスケジュールに従ったトリガー、データの取得アクション、リストを操作するためのツールのリリース
このアップデートにより、特定の日時の設定、日次レポートに必要なShopifyデータの取得が簡単にできるようになります。
[2023/01/11]〈Shopify Plus〉
ストア管理者を監査するためのWebhookトピックが追加されましたWebhook Subscription(ショップでの特定のイベントに関する通知を受け取ることができる機能)に関するアップデートです。全Admin APIアクティビティを監査できる、AUDIT_EVENTS_ADMIN_API_ACTIVITYがリリースされました!Google Cloud Pub/SubまたはAWS EventBridgeを使用する必要があります。
[2023/01/12]
返金されたギフトカードの自動無効化ギフトカードが返金されると、自動的に無効化されるように機能改善がされました(改善前は、返金後にマーチャントによる手動の無効化 が必要でした)。POS ・オンラインストア、どちらからの返金にも対応可能です。手動での無効化に伴うタイムラグ・無効化し忘れを防ぎ、“時間の節約”、“詐欺リスクの軽減”が期待されます。
[2023/01/17]
B2Bメール テンプレート更新メールテンプレートに B2B用の変数 が新しく導入され、これにより、注文の確認 / 注文請求書 / 注文請求書の下書き / 注文の編集などができるようになります。メールテンプレートをカスタマイズしている場合、「テンプレートの手動更新」や「初期設定へ戻す」のいずれかが必要になりますのでご注意ください。
[2023/01/18]
ライブビューの外観のUpdateによるインタラクティブマップを使用した検索とナビゲーションの改善
ライブビューの機能向上により、ロケーションの選択が検索ボックスになり、探しやすくなりました。世界地図 (2次元) またはグローブ (3次元) ビューを選択できるようになりました。マップ(2次元)は、ドラッグや、+−ボタンでのズームイン・ズームアウト、[全画面表示] でライブビューのみを表示することも可能です。
[2023/01/18]
ShopifyAdminのドメイン“admin.shopify.com”への統合
Shopify のドメインが“admin.shopify.com”に統合されました。これにより、Shopify 管理画面をナビゲートする際のページのリロード時間が短縮されます。ただし、埋め込みアプリがこのドメインから読み込まれるためには、コンテンツセキュリティポリシーへの準拠、App Bridge2.0以降への対応が必要です。
[2023/01/19]
2023/1/19〜1/20までの期間内に、すべてのプライベートアプリは自動的にカスタムアプリに変換されます。
※プライベートアプリは2022年1月時点では既に非推奨となっており、新規作成ができません。
[2023/01/23]
Shopify Storeのスケールアップ(1,000ロケーションへ)
多くの拠点を持つマーチャントのユーザーエクスペリエンスが改善されたことにより、POS導入へのハードルも下がり、これから多くの拠点へ展開したいマーチャントのチャンス拡大への布石となります。
[2023/01/24]
支払いリマインダーでB2B決済をオンタイム化B2B注文で、後払い決済の支払い遅れの顧客に対し、Shopify Flow機能を利用してのアラートメールの送付ができるようになりました。具体的な期日などのリマインドタイミングを選択でき、支払い漏れの回避につながります。
[2023/01/24]〈POS Pro〉
新しいスタッフビューの導入によるスタッフ属性の認識性向上POSに、“注文詳細ビュー” 、“返品詳細ビュー”の2つが新しく導入され、販売完了した注文属性が速やかに確認できるようになりました。お客様・スタッフ間のより良い購入体験構築を手助けします。
[2023/01/24]〈POS Pro〉
POS カスタム印刷レシートの機能強化デフォルトの印刷部数の設定や商品ごとの販売属性の表示、価格比較の非表示化、割引コードの非表示化、1D/一次元バーコード印刷(従来、印刷可能なのは2Dバーコードのみ)といった機能がアップデートされました。 バーコードのスキャンにより、関連する注文を照合できます。
今月のUpdateの中でRI局が一番着目したのは、こちらです。
[2023/01/10]〈Shopify Plus〉〈Advanced Plan〉
Shopify Flowでのスケジュールに従ったトリガー、データの取得アクション、リストを操作するためのツールのリリースShopify Flowの機能向上により、マーチャントが日々手動で行っていた業務がさらに効率化されますね!
効率化されて生まれた時間で、店舗をより良くする戦略を練る時間が作れそうです。
今までの“あったらいいのに実現できない…”という機能がリリースされ、痒いところに手が届くようになってきたので、これからのShopify Flowの機能追加には着目していきたいところです。
初回のブログはいかがでしたでしょうか?
日々機能改善や新規機能のリリースが行われるShopify、これからも変化に注目していきます!