金子眼鏡 | 金子眼鏡株式会社
哲学や姿勢、目指す未来であり、あるべき姿のビジュアライズ
眼鏡産地・福井県鯖江市の「金子眼鏡」。ブランドの長期戦略の中で、コーポレート・ブランドサイトの見直しを計り、新たなステージに向かう全体像のひとつとしてのサイトリニューアルをご依頼いただきました。自社工房の職人が丹念に手造りする「金子眼鏡」をはじめ、上質な日本製アイウェアを製造から販売まで手がけるブランドの精神や哲学までもが表現に落とし込まれ、つくり手の温度や緊張感、店舗に流れる空気のような体感を想起させるようなサイトを実現することがミッションでした。
写真については、情景を公文健太郎様、プロダクトを東晃司様、サイト構築については株式会社エートゥジェイ様にご担当いただき、私たちはサイトクリエイティブのコンセプト設計と表現の部分を担当させていただきました。金子眼鏡様とチームが一丸となって共創的にプロジェクトに臨みました。 ブランドのキーパーソンにヒアリングを重ね、サイトパーソナリティとクリエイティブの整理、サイト構造設計、イメージ設計、ページ設計、Webデザイン、コピーライティングなどを通して、ブランドの魅力や精神性が正しく伝わり機能することを心がけました。 また、同じ時間を過ごしただけでなく、同じ景色を目に留め、同じ感覚を共有し体感したことで理解を深め、ブランドが目指す未来であり、あるべき姿を立体的に捉えました。
Concept Making
ディスカッションを経て照らし出された表現

金子社長へのヒアリングを経て、ブランドが持つ思想や姿勢の言語視覚化を試み、その論考基盤を軸に金子眼鏡様チームとも多くのディスカッションを重ねました。 折り重なり磨きをかけるような時間から、ブランドの存在意義でありステークホルダーにとっての存在価値を中心としたブランドの表現が明らかになっていきました。

Creative
ブランドの「黒」が表す控えめな言葉と雄弁な佇まい

元々ブランドが持っていた「黒」のイメージを正しく解釈し、ブランドの奥深さを内包しつつも 直接的に言葉でブランドを語るのではなく、ブランドの内側から自然と魅力が露見するようなバランスを心がけ、表現を作っていきました。的確な言葉と奥行きのあるビジュアルと少しのアニメーション表現で、シンプルながらも上質で高い精神性を持つブランドらしさを体現しました。

Creative
イメージとディティール 緻密さの両立

金子眼鏡様は鯖江を背景に職人などの物づくりのストーリーを持ち、それゆえ精巧なクオリティも誇るブランドであることから、今回イメージ構築において2人のフォトグラファーの方にビジュアル作りをご担当いただきました。鯖江の工場での空気感や職人の息遣いまで聞こえてきそうな世界観の部分を公文健太郎様、プロダクトの持つクオリティや緊張感のイメージ部分を東晃司様にご担当いただき、二つの魅力が合わさったイメージ構築を行いました。

クレジット