【イベントレポート】コラボレーションで生まれる面白さ &FRACTA #002(後編)

【イベントレポート】コラボレーションで生まれる面白さ &FRACTA #002(後編)

こんにちは。FRACTA 広報チームの佐藤です。
本記事では、先日実施した、東レグループの新規社内ベンチャーとして立ち上がった先端素材による未来のファッションの創造を目指すプロジェクトMOONRAKERS®さんとの対談イベントレポートの後編をお届けします。

現在MOONRAKERS®︎(以下ムーンレイカーズ)では、さまざまな企業との共創の側面へと拡張しつつあるそうです。対談の後半では、ムーンレイカーズが現在取り組んでいることや共創の可能性についてお話しました。

ー現在他企業とのコラボレーションはどのような感じなのでしょうか?

西田:現状優に10を越えるぐらいの協業のお話をいただいていて、ちょっと嬉しい悲鳴になりつつありますね(笑)

下妻:最近だと藤巻百貨店さんと、キマイラスキンコートの別注でコラボレーションもされていましたよね。

西田:藤巻百貨店さん内部のクラウドファンディングからとりあえずスタートしましょうということで始めたのですが、大変好評でした。藤巻百貨店さんの顧客層と当社の商品が合致したので、今後もコラボが加速していくかなと思っています。他にも、衣料品に限らず傘とか帽子とかカバンとか話が進んでいますね。

ー本当にさまざまなお話が進んでいるんですね。

西田:元々ムーンレイカーズが実験的なプロジェクトでもあるので、僕たちの提供する素材の機能と協業先のブランドの価値観が合えば、積極的に採用していきたいなと思っています。「50枚100枚作るだけなのですが、本当に良いですか?」と聞かれることもあるのですが、そのブランドが持つパーパスやフィロソフィーが合致すれば「ぜひやりましょう!」とお伝えしています。これは決して慈善事業ではなく、コラボレーションで生まれる新しい面白さは、生活者に刺さるんじゃないかと思っているからです。この先の未来はもちろん、結果は誰にもわからないところではあるのですが、個人的に言うと面白くて。まだ自信が確信になったとまでは言い切れないですが、先端素材の持つ力が自分達の考えている以上に世の中に求められているのかなと思います。

ー日々ブランドを支援する中で、FRACTA側ではこうした企業間のコラボレーションにどういった可能性を感じていますか?

小山内:今もFRACTAの中でコラボレーションのような案件に携わらせてもらっているのですが、コラボの魅力は「ブランドの可能性の枠を超えやすい」ことです。日頃ブランドの方と接していて思うのは、みんなひたすらに自社商品と向き合って、深く考えている。そんな深い思考同士がコラボし、結びついた先の共創というのは、きっと単体だと辿り着けなかっためちゃめちゃ面白い新しい答えだと思うのです。純粋に異分子ですから。単体の思考の延長線上に生まれづらいものです。その点で共創やコラボレーションは社会にとって面白いと思います。

西田:今ご一緒しているブランドさんたちも、ある分野に特化して奥行きが深いところばかりです。僕たちのもつ先端素材という強みと、協業先とのコラボレーションによって生まれたプロダクトって、ムーンレイカーズだけでは生み出せないプロダクトになるなと思います。

ー最後に今後の展望についてお聞かせください。

西田:大きな展望としては、ものづくりを通じて世の中をより豊かに変えていきたいなと思います。あとは僕たちのいるファッション業界って、最近否定的に語られてしまうことも多くて寂しいなと思っているのですが、生活を彩って豊かにしてくれるという意味では良い産業だと思っているんですよね。昔から続いてきたビジネスシステム自体が少し時代にそぐわなくなっていると思うので、「しょうがないじゃん」と思考停止に陥らず自分達の手で変えていけるところを1つずつ変えていきたいですし、自分達単独でやろうとするのではなく仲間をたくさん作っていきたいですね。

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&FRACTAでは、引き続きさまざまなブランドさんをお招きして企画を実施してまいります。ぜひご期待ください!

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