こんにちは。本記事では、音声メディア「FRACTA Future Forecast|未来と文化の交差点」の第4回の様子をお届けします!
今回は実際にMeta Quest2を体験した後のお話です。
Meta Quest2 を体験してみた
つっちー:先日Meta Quest2のHorizon Workroomsを体験しました。FRACTAは今、通勤もリモートもOKなハイブリッド勤務で、リモートでの打ち合わせも多いので体験してみたのですが、僕自身ウェアラブル端末を使うのが今回初めてでした。チャーリーも初めてですか?
チャーリー:ほぼ使った記憶はないですね。昔、バーチャルボーイはありましたが…
つっちー:はいはい…
チャーリー:世代的に絶対はいはいじゃない!
つっちー:バレましたか(笑)
チャーリー:でもVRはほぼ初めてです。あとはお台場にある体験型のアトラクションが記憶の最後かな。実際どうでしたか?
つっちー:iPhoneに初めて触ったときくらいの感動レベルでしたね。「うわ、こんなのがあるのか!」と。事前にメタバースについて調べてはいて、懐疑的な部分が若干あったんですけど、体験するのって大事だなと思いました。これは来るなというか。
よくZ世代がスマホネイティブだと言われるのですが、多分メタバースネイティブも出てきますね。
チャーリー:次のα世代の人たちが来る頃には、それこそiphoneみたいに、VRがアセットとして普及するかもしれないですね。
つっちー:そうですね。VRの世界が当たり前の世代が出てくるんだろうなと思うくらい、革新的でした。チャーリーはiPhoneが発売された時はどう思いましたか?
チャーリー:iPhoneが発売されたときはガラケーを使っていて、つっちーが最初VRに抱いたのと同じで、ちょっと懐疑的でした。全体が画面なんて嘘でしょみたいな。
つっちー:iphoneのデザインの美しさや使いやすさによって、ユーザー目線でも美意識や価値観が大きく変わりましたね。
チャーリー:今となっては昔の携帯をみると、やっぱりデザイン的にも美意識的な意味でも、結構タッチし辛いものはあるなと。感覚値のイノベーションが起こるのを感じましたね。そういえばMeta Quest2を最初体験したとき、だいぶ酔ったみたいな話はしていたけど、次世代の人たちがVRやメタバースネイティブになったら、もう酔うってことがないかもしれない。
つっちー:そうです。僕も今こんなに称賛してるけど、最初の10分くらいは酔って…10〜20分ぐらい使って慣れたのですが、VRが当たり前の人たちは、体の作りがVRナイズされていくのでしょうね。
チャーリー:視界が奥行きに慣れていくと。体験した感動ポイントをもう少し細かく分析すると、我々が体験したのはHorizonWorkroomsですが、実際どうでしたか?
つっちー:感情の解像度がめちゃくちゃ上がったんじゃないかなと思っています。コミュニケーションツールとして今はZoomだったり、電話で意思疎通ができるじゃないですか。一瞬Zoom飲みが流行ったけど、やっぱりリアルで会った方が良いよね、リアルで提案やディスカッションをした方が良いよねとなって。会うことで感じる空気感や呼吸の感じが重要なのかなと思いました。
チャーリー:確かに奥行きを含めて、人間の動きの機微みたいなものが、画面越しだと薄っぺらくなる気がする。
つっちー:結局リアルの方が良いと思うところはあったのですが、Meta Quest2でWorkroomsを体験すると、瞬きとか口の動きでわりと細かい感情まで表現されていてやりとりできたなと思いました。
チャーリー:確かに人間の動作が、ちゃんとアバターに反映されていてすごかった。
つっちー:まさに。我々って仕事でプレゼンすることが多いじゃないですか。まだ若干設定などのハードルはあるかもしれないですけど、プレゼンもできそうだなと思いました。
チャーリー:ポインターを使ってプレゼンする人が登壇席側にいて、聴講する人は横並びで聞いているみたいな会議室があっても面白い。
つっちー:そうなんですよね。ほぼリアルに近い解像度ですが、メタバースの世界なので着せ替えだったり画像をすぐ見せられる便利さもあるから、ゲームだけでなく仕事の仕方も変わるんじゃないかなと思いました。
チャーリー:一瞬でワープして移動するから、会議室で隣の席にやってきたときの驚きがあって、その驚きがアバターの動きに反映されているのもすごい。
つっちー:すごいです。よくメタバースの比較として上がる「Second Life」があると思うのですが、体験価値やコミュニケーションの深さは全然違うのかなと思いました。
VRが社会に実装されるまで
チャーリー:VRがどれだけライフスタイルに反映されるかが見えてきたら、滞在時間の長さや生活、仕事がどう紐づくかが具体的に見えてくるかもしれないですね。
個人的な感想で言うと、ハンドサインで操作できるじゃないですか。あれにはすごく感動しました。映画のマイノリティリポートの象徴的なシーンとして観た人は覚えていると思うのですが、主演のトム・クルーズがハンドサインで画面を空間上に投影するシーンをやっている感覚があるなと。本当に未来だなって思いました。あくまで画面上で見ている自分の視野の奥行きが出るんだろうなと思っていたのですが、自分の動きが投影されているのを体感することで本当に凄さがわかる。
つっちー:まさにそうなんですよね。旅行の形や映画の見方も変わるんだろうなと。映像作品も全然違うものになるという意味で、一大革命なんじゃないかなと個人的に思っています。
チャーリー:HorizonWorkroomsも環境設定を変えられて、南の島のような雰囲気もありましたね。もしアウトドアで体験したら、外界と接触する感覚もよりリアルになるだろうな。
つっちー:本物の風を感じて「あ、山の中にいる」となったりするんでしょうね。
チャーリー:だからデバイスも重さや装着している感があったので、着け心地が改善されて、必要性もアップデートされる未来が示されたら、だいぶ印象も違う気がします。
つっちー:iPhoneの話が最初に出ましたけど、最初のスマートフォンはiPhoneではなかった。デザイン的な美しさでiPhoneがマスに広まっていったことを踏まえると、ライフタイルにどう組み込むかという点でApple、スティーブ・ジョブズはマーケティングでうまくやったなと思います。
チャーリー:スマートフォンも、最初はなくてはならないものではなかったですよね。でもビジネスツールに関わっていくことで、世の中がスマートフォンにシフトしていった。「なくてはならないものになる」ハードルを、VRセットがどれだけ乗り越えて行けるかというところにかかってくるのかもしれないですね。それこそ技術革新で、着け心地が無になったり…スマートフォンの次のステージはVRフォンかも。
つっちー:VRフォン!Metaはそこを狙っているかもしれないですね。これまでGoogle、Appleが強かった世界ですけど、今は大きなゲームチェンジを起こすのはMetaなのかなと思っています。
チャーリー:次のハードウェアキング、かつプラットフォームのベースを作るのはどこかという話に繋がってくる。メタバースの世界に行ったことで、次の世界を考える解像度が高くなりましたね。
つっちー:あとプランナーとして、新しいテクノロジーやプロダクトが出たら、体験しないといけないなと言うのを改めて思いました。すごく良い体験ができました。
チャーリー:体験は大事。と言うことでぜひ、Horizon Workroomsで打ち合わせをしたいですね。