検証を重ね、ナレッジを蓄積し、サービスの品質を向上させる。FRACTAの事業を支えるRI局とは

検証を重ね、ナレッジを蓄積し、サービスの品質を向上させる。FRACTAの事業を支えるRI局とは

こんにちは、FRACTA広報の佐藤です。
今回、第5回目の社員インタビュー記事でフォーカスするのは、FRACTAの事業を支える屋台骨「RI(リサーチ&インプリメンテーション)局」。「社内の研究機関」というFRACTA独自の部署として設立されたRI局について、局長の川岸さんとSD(サービスディベロップメント)の田中さんにお話を聞きました。

(左)田中 敬介:RI局 サービスディベロップメント
SIerにてインフラエンジニアとしてキャリアを積んだ後、Web業界へ転身。 サーバーサイドエンジニアとしてWebシステムの構築、データ集計業務やレコメンドエンジンの構築など幅広く対応中。 得意な言語はPython。直近ではNuxt.jsを使ったシステムを構築、Shopifyアプリにチャレンジ中。

(右)川岸 亮造:RI局 共同局長
株式会社日本能率協会コンサルティングにて、主に研究開発部門を対象に商品開発やコストダウン、チームビルディングといったテーマで経営コンサルティングに従事。その後2012年に株式会社KOMPEITOを共同創業。 2014年、オフィスで手軽に野菜・フルーツが食べられる福利厚生サービス「OFFICE DE YASAI」をローンチ。2019年まで同社代表を務め、BtoE領域のスタートアップとして注目を集める。 2021年、新たに「ブランドを支援する」という形で、大企業から地方企業まで幅広く支援を実行すべく株式会社FRACTAにジョイン。「事業主視点での成長への道筋作り」と「客観的視点でのビジネス支援」両方の経験を生かした視座で、多くの日本企業のブランドDX支援を進めている。

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FRACTAのビジネスを支える専門部隊

ーまずはFRACTAのRI局の役割について、詳しく教えてください。

川岸)FRACTAの仕事の多くは、クライアントからブランディングやECサイトを構築したいといった依頼を受ける、いわゆるクライアントワークというスタイルです。
クライアントワークでは、案件に担当者がアサインされて仕事を進めることになりますが、仕事がうまく進めば担当者個人が直接お客さまから感謝されてやりがいにも繋がる一方で、どうしても担当者個人の力量によって満足度がばらついてしまいがちになるという側面も出てきてしまいます。そこで、担当者によってサービスの品質がばらつくことを防ぐために、ブランディングに関するノウハウやShopifyの最新情報を整理して蓄積する社内専門部隊として設置しているのがRI局です。
RI局がナレッジを蓄積しているNotion(*社内Wikipediaのような仕組み)を調べればちょっとした困りごとは解決できますし、それでも解決するのが難しい場合は週に一度相談会を設けています。また、急ぎの問い合わせについてはSlack上の相談チャンネルもあるので、様々なフォローアップ体制を整えて、クライアントの多角的な要望にも即時答えられるようにしています。


ーRI局はどんなチームで構成されているのでしょうか?

川岸)ブランディングのチーム、ECのチーム、FRACTA独自のサービスを企画するチームで構成しています。3つ目のチームがSD(サービスディベロップメント)と呼ばれていて、田中さんがメインで、私も関わっています。

ーSDについて、普段どういった仕事をされていますか?

田中)今はブランディングを支援する新しいWebサービスの開発をしています。元々サーバーの仕事をしていたので、主にバックエンドの構築に携わっています。デザインやHTMLコーディングは外部のパートナーの方にお願いしているので、一緒に連携しながらやっている感じですね。
サービスの骨子については、川岸さんを筆頭にリードしていただいています。僕自身開発を専門に携わっているので、普段ブランディングをする上での業務内容を社内の担当者にヒアリングして、どうシステムに反映するかを一緒に考えています。

川岸)最近では開発者向けのセミナーパッケージも企画しますね。Shopifyを使ってEC構築をしたい開発会社や、社内にエンジニアを抱えるブランド・事業会社に向けたセミナーで、RI局のシェルパチーム(*EC周りの調査研究するチーム)と一緒にコンテンツを作って、登壇のノウハウをパッケージ化しています。


前職の経験を活かしながら、新しいことにチャレンジする

ー田中さんはFRACTAに入社されて今年で10年目になりますが、印象に残った仕事について教えてください!

田中)とあるブランドさんのシステムについて、規模自体大きかったので、普段なかなかできないことをやらせてもらえたことが印象に残っていますね。
通常だと新しい仕組みを導入することが難しいことが多いのですが、こちらのブランドさんには色々なことをチャレンジさせてもらいました。例えばインフラ負荷について、アクセスが集中したときの対応など、運用で抱えている課題を新しい仕組みを使って解決できたときは嬉しかったですね。
FRACTAは、新しいことに積極的にチャレンジさせてもらえる環境にあるなと思います。前職ではやったことがなかったアプリ開発や、集計系・レコメンドエンジンのプログラムを作ることなど、幅広くやらせてもらって、個人としても成長できるなと思いました。
各プロジェクトで担当する範囲が広く、1人で色々なことをやらなくてはいけないし、やらせてもらえる。自分で勉強して、自分で責任を持ってできることが楽しいですね。

ー対して川岸さんは今年2月からFRACTAにジョインされていますが、ビジネスやサービスを創造する上で意識されていることはありますか?

川岸)基本的には最初N=1でいいので、顧客の解像度を上げることを大切にして、その上で「課題は何か」「どんな課題解決ができるか」を考えるようにしていますね。
ただお客様の話を聞くというよりも、事業の特性、経営状況、ビジネス環境、あとは課題が明確なのか曖昧なのかを把握するなど、多角的に見ることで解像度を上げます。

ーさまざまな情報を集め、整理し、俯瞰して見るスキルはどう身につけたのでしょうか?

川岸)僕の最初のキャリアが経営コンサルなので、そこで情報を俯瞰して見ることや、それを概念図として落とし込んだり整理することを訓練しました。次のキャリアでは起業しているので、ロジックだけでは物事は進まないということも体験しています。こうしたキャリアがミックスされて、FRACTAの新規事業や他社との協業推進、あるいは個別のプロジェクト(クライアントワークの案件)にも入らせてもらっていますね。
例えばあるDtoCブランドについて、商品開発のリードタイムとお客様の購買サイクルを照らし合わせながら、新商品の企画タイミングやどんな商品ラインナップにしていくべきか、それをどう仕組み化するかなども提案しています。
あとは業務形態を見ながら、すでにあるもの(サービス)と組み合わせた新しいビジネス設計について経営層側に働きかけたりと、これまでの経験を活かしてできることがありますね。
僕にとってtoCビジネスが主になるブランドビジネスは新しい領域だったのですが、これまで手がけたビジネスと共通する話題もあって、結構面白いです。


ー最後にFRACTAにはどんな人が合うと思いますか?

田中)FRACTAでは常に新しいことを技術検証して取り入れようと開発しているので、1つは新しいことに前向きな人かつ、自分で検証して実現できる人ですね。あとは、今はリモートワークが標準になりつつあるので、自己完結して仕事を管理できる人が必要かなと思います。

川岸)検証するのが好きな人は、FRACTAに合っているかもしれないです。検証することで、過去の概念を少しアップデートしたり、組み合わせることで面白いことや新しいことを実施する次のタームになります。結果的に新サービスに繋がることもありますね。

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川岸さん、田中さん、ありがとうございました!
これまで新しいものを生み出すには0から……というイメージがありましたが、検証と組み合わせによって創出できるということについて、目から鱗のお話しでした。検証と創出を繰り返す背景には、これまで蓄積した多くのナレッジも活かされているのだなと改めて感じました。FRACTAの特徴とも言えるRI局の一端を、少しでもイメージいただけたら幸いです。
次回はEC周りをサポートするRI局のシェルパチームをご紹介予定ですので、お楽しみに!

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