フラクタのブランドステラテジックプランナーが考えていること。

フラクタのブランドステラテジックプランナーが考えていること。

こんにちは、フラクタ広報の花沢です。
前回のディレクターインタビューに引き続き、フラクタの仕事について採用広報支援に取り組むハイペックスの河合さんにフラクタの中の人が実際に行っている仕事とはどういったものなのかインタビューいただきました!

ブランディングには答えがないため簡単ではありませんが、とてもやりがいを感じられる仕事です。
今回は、そんなブランドステラテジックプランナーとして活躍している狩野さんに、仕事のやりがいや一緒に働きたい人物像などを聞いてきました!

ブランドと世の中との橋渡しを実現

ーーまずは、ブランドステラテジックプランナーについて教えてください。

ブランドステラテジックプランナーとは、ブランドと世の中との橋渡しをする役割を担う職種です。ブランドが抱える課題を解決し、目指す未来を実現する方法を考えるのが主な業務内容です。

弊社のブランドステラテジックプランナーは他社のプランナーと比べて守備範囲が広域であり、コミュニケーションデザイナーの業務範囲も含まれています。そして、橋渡しを実現するのであれば手段は問いません。コミュニケーションデザインだけではなく、UXデザインも企画プランニングも行っています。
弊社はブランドをつくっている会社ではありません。確かに、弊社が関わることで新しいブランドが生まれているように見えるかもしれませんが、何もないところから生み出しているわけではありません。

まずは、ブランドに成りえる企業やそのオーナーが伝えたい想いと社会が求める物事を整理します。その後、ブランドを生活者や社会に求められる形へ調整し、うまく繋がるように橋渡しをしていると捉えています。
ブランドを生活者に認めてもらうために伴走しているのが、ブランドステラテジックプランナーである、という言い方がしっくりきます。なので、自分の手でブランドをつくりあげたい人は少し違う分野になるかもしれませんが、共創するという意味で独特な充実度のある仕事だと思います。

過去と未来を踏まえ、一番気持ちいい繋がり方を模索する 

ーーブランドステラテジックプランナーとして働くうえで大切なことは何でしょうか?

プランナーというと、企画力が重要と思われがちですが、重要なのはその根元にある「ブランドを理解すること」「生活者を理解すること」です。そのためには、情報や背景を理解する洞察力や読解力が大切だと考えています。
具体的には、ブランドの背景となる「過去・現在・未来」についてです。

過去:ブランド創業時やサービスがスタートした時の想い
現在:市場や生活者、社会的な状況がどうなっているか
未来:ブランドがどのようなことを実現しようとしているか

プランナーには、ブランドが見ている世界に対する解像度を自分ごと化できる共感力も必要になると思います。
これがブランドと生活者に双方にとって「一番気持ちいい繋がり方」のために必要なのです。

ーー「一番気持ちいい繋がり方」とは?

ブランドを選んだときに、背徳感のようなものが付いて回らず、触れること、参加すること、購買すること自体に気持ちよさを感じられるもの。これがブランド体験であり、さらにはサステナビリティへの共感やコミュニティの入門のような感じです。
物質的価値だけではなく情緒的価値ごと買ってもらい「何だかいいものを買ったな」という体験を得られるのがブランドだと思っています。

ビジネスの大前提として売れることはもちろん重要ですが、ただ伝わることや買っていただくことに特化することは、マーケティングやセールスの強化でも実現は可能です。気持ちよい体験や想いそのものごと買ってもらうこととのバランス感覚を大切にしたいと考えています。
それが生活者にとってのブランド認知であり、ブランドにとって生活者が顧客となる関係の結びであり、関係の継続に繋がることだと思います。

大切なのは、中立的な視点を持ち、立ち位置を柔軟に変えられること

ーーよいプランナーとは、どのような人を指すのでしょうか。

いいプランナーとは、常に領域を横断し続けられる人。中立的な視点を持ち、自分の立ち位置を柔軟に変えられる人。ありとあらゆる二面性の間でアンビバレントな状態をずっとキープできる人。そして、その状態を絶妙にコントロールして対応できる人だと思います。

抽象的な表現をしましたが、スタンスを大切にできる人だと思います。
例えば言葉一つとっても、「クライアント」という言葉を使わず、ブランドであってほしい想いから「ブランド名さん」と言ったり、ブランド側のメンバーの方を「◯◯さん」と、あえて「様」ではなく「さん」と呼びフランクに接したり、「消費者」ではなく「生活者」と呼んだりしています。

ブランドと生活者の両者を繋げる役割を担うには、自分の重心を柔軟に動かす必要があるため、より関係性をフラットにする必要があると思っています。パートナーといかに対等な関係を保てるかが、プランナーにとって大切なことです。

また、依頼者と受注者という関係もそうですね。どうしても上下ができてしまいがちです。そうすると、率直な意見が伝えられなかったり、切り込みにくくなったりするんです。
生きたコミュニケーションを取り、生きた企画を提案するために、スタンスを大切にしています。

「なぜ」を突き詰められるPRとマーケターが必要

ーーフラクタには、どのようなプランナーが必要だと考えていますか?

ずばり、PRやマーケティングに強いプランナーです。

弊社は、ブランディングエージェンシーとして成長してきたため、ブランディングの設計から実装までトータルでサポートできることが強みですが、ブランドがさらに伝わり成長するためには、PRやマーケ分野のアップデートが必要と考えています。

描いた理想像を保ちつつ、ブランドを知ってもらい、商品が売れる必要がある。そのためにはPRやマーケ分野を担いブランドの想いを繋ぐプランナーが必要です。
ブランドの理想は、一過性の商品の提供ではなく、価値が共感され末長く愛されること。1万人に一度使われるだけではなく、深く繋がった方に何度でも使っていただけること。消費されない関係性が実現できるような設計をしていきたいと考えています。

PR・マーケ分野を強めていくことで、正しく持続的に価値を伝えることが可能になります。その分野を担ってもらえるプランナーと出会いたいですね。

ーー狩野さんが考える、フラクタのプランナーとしてフィットする人の特徴を教えてください。

世の中の物事に「なぜ?」という疑問を感じられる方に来ていただきたいです。
そして、共感力が高くポジティブ思考の人。あらゆる物事には足らないことや未成熟なことはつきものです。大切なのはいいところを見つけること。素敵だと思える兆しに光を当てられること。マイナスも場合によってはプラスに転換できるような思考。そんな姿勢を追及できる方は弊社にフィットすると思います。

私たちが行うブランディング支援には決まった答えがないのですが、その答えをブランドと共に見つけるという面白さがあります。その状態をポジティブに受け止め楽しめる人は向いていると思います。「果たしてこれでいいのか」と葛藤でき、かつさまざまな物事を総合的に考慮して決断できる、決断を促す示唆を出せる方だとなお嬉しいです。そんな方と一緒に働きたいですね。


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狩野さん、ありがとうございました!

現在弊社では、ブランドステラテジックプランナーとして活躍してくれる仲間を探しています。パートナーであるブランドの課題を見つけ出し、解決するための方法を一緒に探し出す仕事であり、広い視野と情報・背景の理解力、ブランドへの共感力が必要になります。
ご興味ある方はぜひお問い合わせください!

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