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ネイティブ広告と、これからの広告のカタチ

2015.09.15

今回は、ネイティブ広告と、これからの広告のカタチについて、FRACTAプロデュースチームよりお話させて頂きます。

これまでのJOURNALでは、プロモーション手法/方法/フェーズ、費用投下方法、メリット/デメリット、 運用について等、様々なことをお話させて頂きました。

では、これからの広告はどうなっていくのでしょうか。

少し前の出来事ですが、ネイティブ広告が登場しました。広告をコンテンツと捉えてネイティブに表現することで、 ユーザーに抵抗感なく商品/サービスを告知する手法ですが、ネイティブ広告は広告なのか、コンテンツなのか、 ユーザーからすると、「コンテンツだと思ったら広告だった」「なんか嫌な気分、騙された感じ」と感じられる方もいるそうで、 ネイティブ広告の定義や広告規制も厳しくなりました。

なぜ、広告がコンテンツと近しくなってもユーザーは抵抗感を感じるのでしょうか。 それは、多くの広告が企業や媒体発信であるからです。多くの広告は、無機質です。 無機質な物事/出来事に感情を動かされることは少なく、商品やサービスに共感する感情を抱かせるには、 温かさが必要です。広告は基本的にはクールです。温かさを持つのは人であり、つまり、人の心を動かせるのは人なのです。 広告を発信する主語が企業や媒体ではなく、人が主語となる広告がこれからの広告になるかもしれません。

とあるコミュニケーションツールのスタンプは、人が送信します。企業や媒体が送信するわけではないので、 そのスタンプに抵抗感を感じても、そのスタンプを送信した人に抵抗感を感じるだけで、そのスタンプの企業や媒体に 抵抗を感じるわけではありません。スタンプ自体が悪いのではなく、それを送信する人が悪いので、 スタンプ自体の評価は低下せず、企業のスタンプ(広告)自体に抵抗感は殆どありません。

無視できないメディアとしてのソーシャルメディアは、人が主語であることが殆どです。 人発信の広告を上手に活用することで、少しでも抵抗感のない広告を展開していくことが、 これからの広告では大切なことかもしれません。ただし、単純に拡散するインフルエンサーではなく、 ブランディングを行う場合には、ブランドのファン度を高めるアンバサダーが必要です。 ターゲットではない顧客にブランド訴求しているということはブランディングが行われていないことに近しい現象であるからです。

2015年の広告業界は、リアルでもWEBでも様々な広告が介在しており、広告手法も多岐にわたり、 尚且つ、技術革新/進歩により広告プラットフォームも増加する一方です。 ソーシャルメディアでも2D動画広告や360°動画広告が普及してきており、 VRやARはECサイトにも応用されるようになりました。VRやARを活用した広告も増加していくでしょう。

広告市場自体も右肩上がりとなっており、特にインターネット広告市場は着実に堅調ですが、 今後、広告はブロックされていく可能性があります。ブースト施策なども禁止されていく傾向にあり、 また、デバイスによる規制も開始されてきており、さらには、消費者契約法という法律の改正により リターゲティングが完全廃止される可能性もあります。 法律改正には再考するべきという申し立てがあるので、確定事項ではありませんが、 2016年の通常国会に改正案が提出される見通しとなっております。

しつこくて迷惑な広告は消えていく傾向にあります。それはネイティブ広告であっても同じです。 特にスマートフォンユーザーは、全画面表示の広告などによる、しつこくて迷惑な広告によって 視聴妨害されて中断されることを嫌う傾向があります。

人発信で共感できる感覚を自然に持ってもらえる自然な広告こそ、潜在意識に訴えかける広告となる可能性があります。 ライフスタイルに溶け込んだ広告は、習慣となり、その習慣を簡単に崩すことは難しいです。

習慣を作り出していく人発信の広告こそ、これからのブランディングには必要不可欠であり、 人に必要とされていく真の広告ではないでしょうか。